国産大型旅客機「兆」規模市場への挑戦

国産大型旅客機「兆」規模市場への挑戦。

タグ: 国産大型旅客機

発信時間: 2010-11-25 15:29:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

報告によると、中国の航空運送市場の民間機に対しての需要が最も多く、各型の民間機4439機を新たに導入する必要があり、うち座席数150席の1通路旅客機が2950機、2通路ジェットエンジン旅客機が802機、ターボファン搭載のローカル線中短距離旅客機が687機で総額4500億米ドルに上る。今後20年間の世界の民間機旅客数の年間平均伸び率は5.2%上昇する見込みである。中国においては同伸び率が7.7%上昇する見込みでトップを独走するだろう。

国内航空ネットワークの主要となる旅客機は、1通路のジェットエンジン旅客機とターボファン搭載のローカル線中短距離旅客機となる予定で、「C919」と「ARJ21」が丁度当てはまる。

初めて発表された世界民間機市場予測報告によると、今年の民間機技術の注目は「エコ」と「コスト」である。

関係者によると、「C919」の特徴はこのような傾向に十分対応できる。商用飛機公司の吴光輝・副総経理は「大型旅客機『C919』は革新的な新世代の1通路(ナローボディ)飛行機である。世界の一流サプライヤーが提供した動力装置、航空電子システム、フライト・コントロール・システムを採用し、航空機の製造規定などにも厳格に則して設計及び生産しているため、安全面に関しては絶対的に保障できる。更に、機体の重量や摩擦も大幅にカットした設計と革新的なエンジンの採用により消費燃料も大幅に削減する事ができ、相対的なコストは現行の航空機を10%下回り、コスト面でも絶大な競争力を誇る。また、オゾン層の破壊に繋がる窒素酸化物(NOx)の排出量も国際民間航空機関の定めた基準よりも50%低く、環境保護の観点から見ても申し分ない。

 

関連産業12省市で始動、大型旅客機「心臓部」研究開発プロジェクトを立ち上げる

中国商用飛機公司の関係者によると、同社は既に中国民用航空局に大型旅客機「C919」の合格証明書発行の申請を行なっており、許可が下りれば全面的に研究開発が始まる見込みである。これは「C919」の研究開発の第一歩となるだろう。

現在、中国商用飛機公司は大旅客機の研究開発を大々的に推し進めている。大型旅客機「C919」のサプライヤーはほぼ確定しており、機体組み立て・動力装置・システム設備・材料や部品の主要サプライヤーも順次決定する予定だ。既にアメリカ、ヨーロッパ合わせて17社のグローバル企業がシステム・サプライヤー提携の同意書に調印している。また、大型旅客機プロジェクトは民間機産業の追い風となり、国外のサプライヤーと国内企業によって14社の合弁企業が設立された。研究開発に参加する国内企業のうち、国有企業以外に、浙江西子聯合控股有限公司、江蘇彤明車灯有限公司、武漢航達航空科技発展有限公司の民営企業3社が名を挙げた。

 

     1   2   3    


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。