北京首都圏構想に進展 「3年以内に河北省と一体化」 (2)

北京首都圏構想に進展 「3年以内に河北省と一体化」 (2)。

タグ: 北京 首都圏

発信時間: 2010-11-26 17:36:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 ▽北京市と河北省、協力でウィンウィン目指す

 人口の膨張や交通渋滞、成長の頭打ちなど、北京市が抱える問題は日々深刻化している。ビジネス中心エリア(CBD)の拡張など解決策がすでに打ち出されているが、首都機能の分散は避けられない状態にある。河北省は北京市を取り囲む大規模な省として、北京・天津の資源やエネルギー、生態環境、ひいては政治の支えとなり、またヒト・モノ・カネが大都市に吸い取られる「ストロー効果」によって、かつては環首都“貧困“圏となった。しかし現在は、この地理的条件を活かして首都の産業と機能を移転する受け皿となることで、北京経済のスピルオーバー(拡散)効果による発展水準の大幅上昇を目指している。これにより、省の科学的発展や住民生活の改善、経済の活性化を促す構えだ。

 趙氏によると、世界的にみて、首都経済圏は国の地域経済で極めて重要な位置づけにある。例えば、韓国のソウル経済圏は韓国経済の67%を占める。一方、北京の首都経済圏は中国経済のわずか10%で、発展の可能性を大いに秘めている。中国経済において環渤海地域が向こう50年間の「成長の極(Growth Pole)」になると指摘する趙氏。環首都経済圏が構築されれば、首都の優位性と経済波及効果が一層強まり、北京市・天津市・河北省の発展水準が飛躍的に高まることが期待されるという。

 「人民網日本語版」2010年11月26日

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。