北京で7日に開催された第7回世界高速鉄道大会では、中国が開発中の高速鉄道試験車両が来年に600キロの最高時速に挑戦することが分かった。
試験車両メーカーの中国南車集団の関係者は、来年の試験車の走行試験では、フランスが持っている最高時速574.8キロを上回るよう努力したいと話す。
高速鉄道の試験車両は営業車と違い、スピードアップのために車輪やレール、発動機などで改造を行い、不必要な設備を省いたりレールの高さを上げたりすることがある。試験車両は営業車の条件を備えていないが、極限のスピード試験で高速列車に関する重要なデータを得ることができる。
フランスの高速列車TGVは2007年、574.8キロの最高時速を記録した。中国では今年9月28日、上海と杭州を結ぶ区間で416.6キロを出し、今月3日に行われた北京と上海間の走行試験では486.1キロに達した。走行試験ではいずれも次世代高速列車「和諧号(CRH380A)」が使われている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月8日