中国の国産先進無人へりコプターが量産へ

中国の国産先進無人へりコプターが量産へ。

タグ: 中国 へりコプター

発信時間: 2010-12-08 15:16:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 独自の知的財産権を備えるエンジンを搭載した無人ヘリコプター「V750」がこのほど、山東省で大量生産をスタートした。低空域が段階的に開放された後、中国の民間航空市場は急成長の勢いをみせている。新華社が伝えた。

 イ坊天翔航空科技有限公司の成身棕董事長(会長)の紹介によると、V750プロジェクトは主として、航空機の民間利用などの分野での無人ヘリコプターへの差し迫った需要に焦点を当てたものだ。同機は中国の4つの機関が共同で研究開発したもので、すでに受注に基づいて大量生産が始まっている。引き渡し後は主に電力網のパトロールやメンテナンス、海域の汚染状況の観測、山林の防火管理などの民間分野で利用される見込みだ。

 現在、世界の無人ヘリコプターの先端技術は米国とイスラエルが独占している。無人ヘリの研究開発に携わった航空科学技術専門家の白岩氏によると、現在、これ以外の国は一般的に無人ヘリシステムの研究開発能力を備えおらず、直面する主なボトルネックは成熟したヘリコプターの飛行プラットフォームがないこと、またエンジンを海外から調達していることだ。今回開発された無人へりは中国の現在の無人へり分野の先端技術を体現するものとなっている。

 市場の分析によると、市場で最も需要が多いのは積載量100キログラム以上のヘリコプターだ。V750は最大積載量が750キログラムに達し、その技術参数は現在の市場ニーズを満たしているという。

 *イ:「さんずい」の「維」

 「人民網日本語版」2010年12月8日

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