▽マクロ政策、なおも「臨機応変な対応」が必要
「政策基調」確定後、多くの研究者は、マクロ調整に伴うリスクに対する予防を怠ってはならないと警告している。
発改委マクロ経済学会の王秘書長は、「外部の情況から見て、世界経済は2011年も引き続き低迷すると見られる。米経済は復活を続けているにもかかわらず、FRB(米連邦準備理事会)が量的緩和を強化している背景には、今後発生し得る大きな面倒を避けようとする思惑が伺える。
中国国内では、「十二五」の第1年目となる2011年は 、経済方式転換のキーポイントとなる年となる。流動性に「急ブレーキ」がかかると、経済成長にもマイナス影響が及ぶ恐れがある。
国内外の経済情勢が日ごとに複雑になっているこの時期に、中央経済工作会議が開催されることで、整理された明確な来年の方向性が打ち出されるだろう。また、マクロ経済政策はまだ「臨機応変な対応」を必要とし、力加減をうまく調整しなければならない。
「人民網日本語版」2010年12月9日