このほど雲南省昆明市で開催された全国発展改革システム地区経済工作会議および地域協力座談会で、第11次五カ年計画(2006-10年、十一五)期間に、中部地域、西部地域、および東北地域の経済成長ペースが東部地域を全面的に追い抜いたことが明らかにされた。ここから長期間続いた地域の発展格差が拡大する状況が基本的に抑制されたことや、中・西部地域の自主発展能力が大幅に強化されたことがうかがえる。
国家発展改革委員会の杜鷹副主任の説明によると、十一五以来、地域発展は東部地域が他地域に先駆けて発展するという状況から、各地域がともに発展するという状況へと転換した。2007年には西部地域の経済成長ペースが初めて東部地域を抜き、08年には中部・西部・東北地域の成長水準が東部地域を全面的に追い抜いた。今年第1-3四半期(1-9月)の国内総生産(GDP)成長率は中部地域が14.1%、西部地域が14.1%、東北地域が14.2%に達し、東部地域は12.7%だった。通年でも中部・西部・東北地域は東部地域を上回る成長ペースを維持するとみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2010年12月14日