国家発展改革委員会(発改委)の張平主任は14日、全国発展・改革会議の席上で、発改委が2011年の中国のGDP成長率目標を約8%、CPI上昇率目標を約4%に設定したことを明らかにした。
中国の11月のCPI上昇率は前年同期比で年内最高の5.1%を記録し、1~11月期では前年同期比3.2%上昇した。張平主任はまた、2010年の年間CPI上昇率は3%を上回り、年間GDP成長率は10%以上になるとしている。
来年の物価抑制に関する方針について、張平主任は、物価水準の安定維持をさらに優先する考えを強調した。
また来年の中央予算内投資について、張平主任は「中央予算内投資の重点は、保障性住宅(低所得者向け住宅)、水利施設、農業インフラ施設、教育・衛生インフラ施設、省エネ・排出削減と生態環境保護、西蔵(チベット)、新疆などの地区の経済・社会の発展、自主的革新と戦略的新興産業の発展などに関する建設プロジェクトとなる」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月15日