「株価指数先物」
2010年4月8日は中国の資本市場にとって歴史的な日となった。
中国証券監督管理委員会(証監会)の尚福林主席はこの日、株価指数先物の取引開始を世界に向けて発表した。現物市場と先物市場は現実と未来をつなぎ、買い持ちと空売りで市場の価格を効果的に判断することができるようになった。株価指数先物の取引開始により、中国の証券市場には空売りが生まれ、世界に誇る資本市場になるために必要な「2本足」を持つようになった。未知から熟知へ、期待から論理的へ、8年以上の研究と4年の準備を重ねて株価指数先物はスタートし、中国の金融先物市場の構築に重要な一歩を踏み出した。中国のA株市場が20周年を迎えるにあたり、空売りのない単方向型の市場に別れを告げ、中国資本市場という大船は自信を高めて深海へと進んで行く。
「インサイダー取引」
国務院弁公庁は11月16日、証監会などの部門による『資本市場のインサイダー取引の防止と法に基づく取締りについての意見』を通達した。『意見』では、内部情報の管理を強化し、インサイダー取引の容疑に対し直ちに立件・調査し、行政処罰を行うことが要求された。
証監会の尚福林主席は、「資本市場の秩序を守り、投資家の権利を保護するため、市場の監督管理を強化し、インサイダー取引や市場操作などの違法行為を取り締まる姿勢を維持する」と表明した。