9.チリ鉱山落盤事故での奇跡の救出劇
チリのサンホセ鉱山で8月5日、落盤事故が起こり、作業員33人が地下700メートルに閉じ込められた。作業員らは困難な状況の中で団結し合い、救助を待った。チリは国を挙げて、国際社会の支援のもとで救援活動を行い、2カ月あまりが経った10月13日に作業員全員が救出された。これほど救援の規模と難度が大きく、作業員が地下に閉じ込められていた時間が長いのは世界でも珍しく、世界の鉱山事故の救援において奇跡を作り出した。
10.米国の量的緩和策に他国から疑問の声
米連邦準備制度理事会(FRB)は11月3日、量的緩和第2弾を打ち出し、2011年6月までに6000億ドルの国債を買い入れる方針を決定した。この政策は世界の疑問と批判を招き、米FRBの金ばら撒きで景気回復を刺激するやり方は実際の効果が予測できず、ドルの過剰な流動性と下落、大口商品価格の上昇、ホットマネーの他国への流入につながり、世界経済と金融の安定及び世界の景気回復を脅かすとの見方が強まった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月31日