英国放送協会(BBC)の報道によると、最近、中国の経済成長率は10%前後を保ち、英国は中国を重要な輸出市場の一つとみなしている。英国のデービッド・キャメロン首相はこのほど、英国と中国がより強固な関係を発展させることは、英国の貿易、雇用、経済成長のいずれにとってもチャンスをもたらす、と述べた。また同報道が引用したあるビジネス関係者の話によると、中国は国際的なパートナーとより多くの国際貿易を展開することに高い期待を寄せている。中国市場は開放されており、多国籍企業の投資を歓迎する。多国籍企業がタイミングを見失わずに機会を利用し、相応の発展戦略を制定することを確信するのだという。
昨年12月、中国の貿易黒字は約131億ドルに上った。米国誌「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」によると、このデータは先にブルームバーグ社が20人のエコノミストを動員してうち出した予測値208億ドルを下回るものであり、中国の貿易が均衡に向かい、中国が国内消費の伸びを推進することを通じてグローバル経済の再均衡実現を支援しているという説を補強するものだ。フランスのクレディ・アグリコル銀行香港支店のエコノミストはブルームバーグ社の取材に応える中で、このデータは(中国市場の)継続的な外部ニーズと非常に大きな国内需要を反映するもので、予測を下回る貿易黒字は人民元上昇圧力を軽減するのにプラスになる、との見方を示した。
米紙「ウォールストリートジャーナル」のサイト版に掲載されたバンク・オブ・アメリカのアナリストの分析によると、中国の消費者ニーズの増加と大口商品価格の上昇が中国の輸入の伸びを推進している。今後数カ月で中国の輸入増加率は引き続き輸出増加率を上回る可能性があるという。
「人民網日本語版」2011年1月13日