中国では今後、中産階級が急速に拡大し、とりわけ世帯収入が年間1万ドル(約83万円)を超える世帯数が向こう10年間、年間約18%の勢いで増加するとみられる。
主要国の消費額の割合は以下の通り。
2006年 2010年 2015年(予測)
米国 42% 米国 40% 米国 38%
日本 11% 日本 10% 中国 14%
ドイツ 7% 中国 9% 日本 9%
英国 7% ドイツ 7% ドイツ 6%
イタリア 5% 英国 7% 英国 6%
中国 5% イタリア 5% イタリア 4%
その他 22% その他 23% その他 22%
BCGによると、中国の消費財市場は販売ルートが整理されておらず、地域差が明らかで複雑かつ多様な様相を呈しているほか、非規範的・非市場的な要素が存在しているという。このため、巨大な規模と潜在力を持ち、急速な成長を遂げる中国の消費財市場で、成功を収め、不敗の地に立とうとする企業にとっては、販売ルートの管理が鍵になる、と報告書は指摘している。
「人民網日本語版」2011年1月14日