中国電子商取引研究センターは18日、「2010年度中国電子商取引市場データ観測報告」を発表した。同報告によると昨年、中国の電子商取引額は前年同期比22%増の4兆5千億元に達した。国際金融報が伝えた。
電子商取引額のうち、B2B取引は同15.8%増の3兆8千億元で、成長率がやや鈍ったが、業界全体は依然として安定的な発展を保っている。インターネット小売業市場取引額は同97.3%増の5131億元で、前年比約2倍となり、通年の社会商品小売総額の約3%を占めた。
また昨年、電子商取引企業数は2万5千社に上った。うち、B2B企業は同21.3%増の9200社となり、B2C、C2C及びその他の非主流モデルの企業は同58.6%増の1万5800社に上った。
報告によると、中国のネット小売業のユーザー規模は昨年、1億5800万人にのぼり、今後数年間、この規模は依然として急速に増加し続けると見られる。個人が開いたオンラインショップは昨年、同19.2%増の1350万社に上り、今後3年間で引き続き安定的に増加すると見られる。
「人民網日本語版」2011年1月19日