中国、高速鉄道3大動脈が今年開通

中国、高速鉄道3大動脈が今年開通。

タグ: 中国 鉄道 高速鉄道

発信時間: 2011-01-24 18:44:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 中国高速鉄道網が今年、ほぼ完成する。ネットワーク路線図を俯瞰してみたい。



 ▽北京から南へ:

 中部を南へ下り、京石(北京・石家庄)、石武(石家庄・武漢)武広(武漢・広州)、広深(広州・深セン)各高速鉄道を通り、北京・広州間高速鉄道が全線開通する。列車での所要時間は、北京・武漢間が8時間、北京・深セン間が4時間、それぞれ短縮される。

 ▽北京から北へ:

 東北地方に進み、京津(北京・天津)、津秦(天津・秦皇島)、秦沈(秦皇島・沈陽)、哈大(ハルビン・大連)各高速鉄道を通り、北京・ハルビン間高速鉄道が東北3省を縦貫する。北京・瀋陽間の所要時間が2時間、北京・ハルビン間が4時間となり、ハルビン・大連間は現在の9時間から3時間に短縮される。

 ▽北京から東へ:

 東部から南下し、京滬(北京・上海)、滬杭(上海・杭州)、杭甬(杭州・寧波)、甬台温(寧波・温州)、温福(温州・福州)、福廈(福州・廈門)の各高速鉄道を通り、沿岸高速鉄道の大動脈がほぼ完成する。北京・上海の所要時間は4時間、北京・厦門間は8時間足らずとなる。

 北京・上海、北京・広州、北京・ハルビン高速鉄道という3本の大動脈が開通・営業することで、廈深(廈門・深セン)高速鉄道を除き、国家「中・長期旅客輸送専用線計画」の「四縦」がほぼ完成することになる。これにより、各省都市間の所要時間は、おおむね50%以上短縮される。

 中国国家鉄道部の鄭健・副総工程師は、「北京を起点とし、目的地都市を終点として、両都市間の距離を移動半径とした場合、完成する高速鉄道大動脈上では、移動所要時間が半日以上かかることはなくなる」と話した。

 このほか、武漢・宜昌、合肥・蚌埠などいくつかの城際(都市間)高速鉄道も年内に開通する見通し。中国高速鉄道の総延長距離は、今年末までに4715キロメートルに達し、総営業距離は1万3073キロメートルを上回り、世界高速鉄道網の半分を占めることとなる。

 「人民網日本語版」2011年1月24日

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