ハイブリッド分野の先駆者であるトヨタは、モーターショーにおいて、ハイブリッド王者としての自信をみせつけた。
トヨタは「プリウス」を一つの製品から、「ファミリー」にまで拡大、広い内部空間をもつワゴンタイプの「プリウスV」とコンパクトでファッショナブルなデザインの「プリウスCコンセプト」、そしてプラグインハイブリッドカー「プリウス」を披露した。
プラグインハイブリッド「プリウス」は来年上半期にアメリカで販売される。同車は、電気だけで、20キロ以上の距離を時速100キロで走ることができる。トヨタは今後23カ月以内に、11の新ハイブリッドモデルを発売すると述べているが、この内、7モデルは現在のモデルを改良したものではなく、全く一から開発されたものとなるという。2020年までに、トヨタの全てのモデルはハイブリッドになる。
日産の100%電気自動車「リーフ」とシボレー「ボルト」からの挑戦に対し、トヨタのボブ・カーター副社長は自信をのぞかせ、「プリウスシリーズは将来的に9年連続でトップに立っている弊社の「カムリ」を抜き、アメリカ市場における販売台数のトップに立つだろう」と述べた。