コンパクトカーがアメリカ人に受け入れられ始める
このほかに現実的な変化といえば、大型SUVではなく、コンパクトカーもモーターショーで存在感を高めた。
2002年初めてデトロイトモーターショーに参加した際には、大型SUVやピックアップカーがずらりと並んでいる印象だった。しかし、今年のデトロイトモーターショーは、ヨーロッパのモーターショーのように変わった。大型車もあることはあるが、ステージに並んでいるのはコンパクトカーがメインとなっている。
ダイムラーの「スマート」、MINI、フィアットなど、ヨーロッパで定番のコンパクトカーだけでなく、アメリカのゼネラルモーターズ、フォードも今回のショーにおいてはコンパクトカーを重点的に展示している。
ゼネラルモーターズはシボレー「ソニック」を展示し、フォードは「フィエスタ」を含む10車種のコンパクトカーを発表した。トヨタは全長3メートルに満たないコンパクトカー「iQ」を展示し、現代とホンダもそれぞれ「ベロスター」と「シビック」を展示している。