エネルギーコンサルティング会社PFCエナジーはこのほど、「世界エネルギー企業時価総額トップ50」を発表した。米エクソンモービルが2009年トップの中国石油を抜き、時価総額3690億ドルで世界最大のエネルギー企業となった。中国石油は時価総額3030億ドルで2位、2009年の時価総額は3531億ドルだった。
ランキングによると、エクソンモービルの時価総額は昨年より7%増加、3690億ドルに達し、トップとなった。A株の「石化双雄」(中国石油と中国石化)の時価総額は昨年、大幅に下落。中国石油の時価総額は3030億ドル、2009年から16%減少し、世界2位。2009年7位だった中国石化の時価総額は1016億ドル、2009年より41%下落し、11位となった。このほか、トップテン入りした中国海洋石油は時価総額1060億ドルで、2009年より51%増加した。
昨年、世界でエネルギー需要が増大したことをうけ、世界のエネルギー関連株は全体的に上昇。データによると、昨年末までに世界エネルギー関係企業トップ50社全体の時価総額は3兆9千億ドルだった。これはナスダック市場の時価総額に相当する。PFCエナジーのロビン・ウェスト主席兼総裁は次のように述べている。「ここ数年、PFCエネルギー企業トップ50の時価総額は、マクロ経済動向に合わせて変動している。ロシアの天然ガス企業Novatek(ノヴァテク)の時価総額は、2010年に倍増、一方で、中国石化の時価総額は40%も下落している」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月26日