日本政府観光局が26日に発表した2010年の訪日外国人数は861万2000人で、過去最高となった。しかし、政府が掲げていた10年に1000万人という目標は達成できなかった。
昨年の訪日外国人数は2009年より26.8%増え、このうち、タイ、シンガポール、フランス、マレーシア、中国からの旅行者数は過去最多だった。
国、地域別にみると、韓国がトップ(244万人)、その次に中国(141.3万人)、台湾(126.8万人)が続いた。中国からの旅行者は昨年より40.7万人増え、40.5%の伸び率を記録。
日本政府観光局によると、景気の回復や訪日旅行の宣伝効果、羽田空港の国際線便復活、中国などアジア地域からの旅行者の急増などが追い風となり、2010年訪日外国人数の大幅な増加につながった。しかし、円高やアイスランドの火山噴火などのマイナス要因により、1000万人の目標達成は実現できなかったとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月26日