中西部地区は10地域で、優勢を占めている。
このほか、2010年「1兆クラブ」におけるランキングには、わずかに変化が見られた。遼寧省および四川省のGDPが上海を抜き、上海は7位から9位にランクダウン。データによると、上海の2010年のGDPは1兆6872億4200万元であり、遼寧省のGDPは1兆8千億元、四川省は1兆6898億6千万元になる見込みだという。
成長率とみると、四川省が15.1%で、「1兆クラブ」においてトップ。そのほか、中西部地区の省の成長率も軒並み約14%を達成した。一方で、東部地区の成長率は12%前後にとどまり、その内、上海の成長率は最も低く、わずか9.9%であった。
盛穀氏は次のように述べた。「中西部はやや低いところからスタートしたため、発展の余地が十分に存在していた。そのため、GDPにしろ、工業成長にしろ、成長率の上位10位のほとんどが中西部の省となった。現在、中西部が全国をリードする傾向が表れており、今後数年間の中西部の経済成長スピードは東部よりも速くなるだろう」