日立集団の情報は、岡藤社長の見方を十分に裏付けるものとなる。1980年代に中国人がよく目にした日立カラーテレビの広告が中国のテレビ広告から姿を消してから20年以上が経った今、新しい世紀に生まれた中国の若い世代は現在の中国都市建設とエネルギー利用の中で新たな役割を果たしている真新しい日立を知ることができるかも知れない。
日立の中国事業の重点は今や、基礎産業、高性能部品、環境保護・省エネ事業へと転換した。日立総合計画研究所の塚田 實社長は、「中国は今、低炭素・環境保護型の都市建設を進めている。日立は高効率発電やスマートグリッド、水処理、家電の回収利用、都市交通などの技術的メリットを通じて新たな中国事業を開拓していく。日立は経営の現地化を推進し、『中国企業・日立』を目指していきたい」と述べる。
「人民網日本語版」2011年2月12日