パナマ運河の負担を軽減
サントス大統領は「パナマ運河は毎年13000から14000隻のフェリーが通るが、その運送量は世界の貿易総量の5%を占め、繁忙を極めている。太平洋と大西洋の港を結ぶ鉄道が建設されれば、パナマ運河の負担を軽減することができる。また、コロンビアにとって、パナマ運河を通らずに中国と交流ができるようになり、利便性が非常に高くなる」と述べた。
「過度な期待を持つべきではないが、その意義は極めて大きい。アジアはすでに世界経済の新たな原動力となっている」とサントス大統領は述べた。
コロンビアはこれまでパナマ運河に代わる輸送経路の建設を提案してきた。コロンビアは南米では米国の最も親密な同盟国だが、4年前に米国と調印したFTAを米連邦議会がいまだに批准しないことに失望感を募らせている。
一方で、中国とコロンビアの貿易額は、1980年の1000万ドルから2010年には50億ドルを超えるに至り、中国は米国に次ぐ第2の貿易相手国となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月16日