開通後、北京-上海高速鉄道では、2種類の国産新世代高速列車(CRH380AとCRH380B2)が主に運行する。全て16両編成、乗車定員1004人。全行程の運行時間が短くなることから、寝台車は設置しないが、一部をVIP車両とする計画。VIP車は、航空機キャビンのようなフルフラットベッドとなる座席を採用、快適性・と安全性は、国内航空機ファーストクラスより明らかに優れている。ボタンに触れるだけで、座席は180度フラットになり、小型ベッドに変身する。上海-杭州高速鉄道の特等席チケットは200元以上することから、北京‐上海高速鉄道のVIPチケットも、かなり値が張り、航空券価格とほぼ同じになると予想される。
北京-上海高速鉄道の一部車両には、身体障害者用座席が初めて設けられ、列車内の全てのお手洗には、身体障害者用設備が整っている。身体障害者の乗客が多い場合は、座席を折り畳んで収納し、車椅子を設置することができる。
▽年内に12路線の国内高速鉄道が開通
2011年中に、北京-上海、ハルビン-大連、北京-石家荘、石家荘-武漢、広州-深セン(香港)、天津-秦皇島、南京-杭州、杭州-寧波、武漢-宜昌、合肥-蚌埠、武漢-孝感、武漢-咸寧高速鉄道12路線と錫林浩特-烏蘭浩特、竜岩-厦門など各鉄道が竣工・開通する。
このほか、北京-瀋陽、北京-張家口-フフホト、ハルビン-佳木斯、杭州-黄山、海南西環などの高速鉄道および上海-南通、西安-銀川、青島-日照-連雲港、庫爾勒(コルラ)-格爾木(ゴルムド)、広東西部沿海鉄道、九江-景徳鎮-衢州など高速鉄道15路線や都市間鉄道プロジェクトも着工する。
「人民網日本語版」2011年2月21日