▽保有台数は米国のわずか4分の1--自動車メーカーは将来の市場動向をいかに把握すべきか?
推算によると、昨年末現在、農業車両を除く中国の民用自動車保有台数は約7400万台で、日本の7500万台を下回っている。米国の2億8500万台と比べるとわずか4分の1だ。
世界の千人あたりの自動車保有台数は128台となっている。一方、中国の千人あたりの自動車保有台数はわずか55台で世界平均の半分ににも満たない。もし世界平均レベルに達したとすると、中国の自動車保有台数は1億7千万台以上となる。
現在の増加スピードから見ると、あと7、8年後には中国の自動車保有台数は2億台に達し、飽和状態となるだろう。その場合、自動車の買い替えが年間約1500万台、さらに年間輸出台数が500万台とすると、年間自動車生産台数は約2千万台の規模を維持することになり、依然として世界最大の自動車生産国を維持することができる。