「世界一」という言葉は誰にとっても魅力的だ。自動車業界の動向を見ると、ここ数年はトヨタとゼネラルモーターズ(GW)が「世界一」の座を争っている。2010年各自動車メーカーが発表したデータを見ると、トヨタが842万台で世界1位、GMは839万台で2位に屈した。3位のフォルクスワーゲン(VW)は700万台を越えたものの、トヨタやGWとは100万台以上の差があり、トップ争いに食い込むにははまだまだ時間がかかりそうだ。
リコールなど一連の問題が心配されたトヨタだが、アジア市場での業績が追い風となり、わずかにGMを上回り、販売台数で世界トップとなった
中国市場の急成長もあり、GWの中国市場の販売台数はアメリカ市場の販売台数を初めて超え、中国はGWにとって世界最大の市場となった。