ロイターが11日に伝えた「ウィリアム王子の婚約指輪にビジネスチャンスを見る義烏商人」というニュースは、連休後に再開したばかりの義烏の市場に大きな影響を与え、国内外の買付客の間でウィリアム王子の婚約指輪注文のブームを巻き起こした。義烏には大量の注文が連日舞い込み、21日には英国の買付客が一度に20万点を注文、英国のウィリアム王子とケイトさんの結婚式前に販売したいと2カ月以内の納品を要求しているという。

　昨年11月25日にウィリアム王子がケイトさんとの婚約時に彼女に送った婚約指輪がインターネットで公開されると、目ざとい義烏名望飾品（アクセサリー）有限公司の周明旺総経理はめったにないビジネスチャンスだと眼を輝かせ、さっそくレプリカの製造を開始した。ウィリアム王子とケイトさんの婚約式後わずか3日で同社はこの指輪のレプリカ制作を完了した。同社では現在、青の14本爪、紫の14本爪、青の4本爪、紫の14本爪など5種類の故ダイアナ元妃のサファイアの婚約指輪レプリカを扱っている。今年4月29日のウィリアム王子とケイトさんとの結婚式まで、このレプリカの婚約指輪が世界中で売れることは間違いないだろう。

　「人民網日本語版」2011年2月23日