2010年の中国の名目GDP成長率は18.7%、その内、輸出の貢献度は3ポイントだった。スタンダード チャータード銀行の試算によると、2011年、輸出の貢献度は2ポイント以下に減少するという。
王志浩氏は、輸出製品の付加価値(大量の輸入原材料や部品を含む)は通常中国大陸で生み出されるのではなく、日本や台湾、アメリカ、その他の国で生み出されていると指摘した。
中国経済における輸出の地位に関して、学者の間ではこれまでずっと議論が交わされてきた。マッキンゼーアンドカンパニーはこのほど発表した研究報告「A truer picture of China’s export machine(2010)」の中で、加工貿易が中国の貿易全体に占める割合が大きいということを踏まえれば、中国経済の輸出に対する依存度は、人々が思っているほど深刻ではないとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月24日