十二五期間の経済成長目標値は7%で、過去の経験からみると、最終的な実質成長率は目標値を上回るとみられる。8-9%ほどになれば、適切なペースだと言える。
一方、十二五期間の財政・通貨政策は中立を保たなくてはならない。これまで財政予算は工業建設、インフラ建設に多く用いられてきたが、これからは雇用の促進といった公共サービス分野により多く使用した方がよい。サービス業の発展、特に生産型サービス業の発展がスピードアップするとみられる。また戦略的新興産業には大きな発展の可能性があるとみられる。
通貨政策では、十二五期間には金利水準が現在のペースを土台として、上昇する可能性が低下する可能性より大きい。国は引き続き貸出金政策を調整し、改善する計画で、貸出限度額をしっかりと管理し、人民元レート形成メカニズムの改革を一層推進し、資本市場の健全な発展を、とくに債券市場の健全な発展を促進する方針だ。
「人民網日本語版」2011年2月28日