都市軌道交通は都市公共交通システムの重要な構成要素として、現在、主なものとして地下鉄、LRT、郊外鉄道、路面電車、リニアモーターカーなどがあり、「都市交通の大動脈」と呼ばれている。中国の都市軌道交通建設は、欧米国家と比較すると、まだ初期段階にあるものの、すさまじい活気に溢れている。『民間投資の健全な発展を奨励・指導する国務院の若干の意見』においては、民間資本による公共事業と政策性住宅の建設への参入を奨励・促進し、民間資本による水・熱・ガス供給、汚水処理、ごみ処理、公共交通などの分野への参入をサポートすることが銘記されている。これにより、民間資本は都市軌道交通市場へ参入しやすくなった。
業界関係者は、「外資が中国の都市軌道交通市場に参入する際に障害となる政策はすでになくなったことに加え、グローバル企業は国内企業と手を組むなどして、中国への進出を進めている。」と分析。現在、ドイツ、日本、フランスなどの外資が様々な方法で北京、上海、広州などの都市に進出し、都市軌道交通市場を享受しているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月2日