1日に開幕した第21回「中国華東輸出入商品交易会」(略称「華交会」)で商務部は「全国対外貿易商品品質向上イニシアティブ発表式」を行った。世界一の貿易大国となった中国にとって次の課題は、商品の品質向上とその構成の最適化だ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
鍾山商務副部長(国際貿易交渉副代表)は式辞で「わが国は世界一の貿易大国となったが、貿易規模の拡大に伴い、貿易発展パターンの不均衡性・非協調性・持続不能性といった問題が明らかになり続けている。その中の1つの問題が、輸出商品の品質と効益の問題だ。輸出商品の競争力を一層高めるには、量的拡張から質的向上への転換、独自の知的財産権・ブランド・マーケティングルートの創設、ハイテク・高付加価値・高効益商品の開発を一層重視するようにしなければならない」と述べた。
鍾副部長はまた「今年と第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)期間中の商務部の重点的取り組みの1つは、各地方政府・各部門と共に輸出商品の品質向上を加速することで貿易産業の構造転換と高度化、および貿易成長パターンの転換を加速し、持続的で安定した健全な貿易の発展を維持するとともに、貿易大国から貿易強国への転換を早急に果たすことだ」と表明した。