情報筋によると、南部パイプライン建設への参入が中国石油にとって複雑な問題となっているという。参入しない場合、パイプライン完成後、北部スーダンの石油工業設備における中国の力は大幅に減少すると見られるが、参入したとしても、どれほどの収益が見込めるかは不透明であり、また、北部スーダン政府の不満を招く可能性もある。
現在公開されている資料によると、中国石油は現在、スーダン石油業の約40%の権益を持ち、スーダンで採掘される石油の約60%が中国に輸出されている。中国石油は最も早くスーダンで開発を行った中国の石油企業であり、スーダンには海外で最大かつ最も整備された産業リンゲージを持っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月7日