陳徳銘氏は国内の輸出に関して「中国は原材料の高騰、労働コストの上昇、労働者不足に悩まされている。また、省エネ・環境保護に対する要求が高まり、各種コストを押し上げる要因も増加している。したがって、中国の輸出に関しては、基本的に輸出は増加するが、それほど大きな伸びはみせないと判断できる」と述べた。
輸入に関して、陳徳銘氏は次のように述べている。「構造の調整と最適化に一層力を入れ、自由貿易区戦略を推進し、輸入簡素化措置を実施したため、今年の輸入の伸びが大きくなり、輸出を上回るスピードで成長するとみられる。したがって、さしあたっての判断としては、2011年の貿易黒字の対GDP比は減少し、黒字は改善される。しかし、わずかながら貿易赤字の状況が発生することは否定できない」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月7日