業界の予測によると、多くの主要部品製造企業が被災地にあるため、部品の供給に支障が生じ、完成車の生産と供給が大幅に減少する。トヨタを例にとると、宮城県はトヨタの日本における重要な生産基地の一つである。宮城県仙台付近に位置するトヨタグループのセントラル自動車では、「カローラ」や「ヤリス(日本名:ヴィッツ)」を主に生産している。そのほか、宮城県はトヨタの部品製造拠点でもある。宮城県にあるトヨタ自動車東北はトヨタが100%出資で建設した部品製造工場であり、電子制御システム、サスペンション、アクスルなどトヨタ自動車の主要部品を生産している。
シノトラスト(新華信)の自動車アナリスト、孫木子氏は「日本は世界で最も主要な自動車輸出国である。地震が物流に影響を及ぼすため、日本の自動車輸出は一時的に鈍化する」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月14日