■ 販売店の状況
代理店の買い占めによる価格上昇
茹さんは中関村にある撮影機材販売店の店長である。日本の地震のニュースが伝わるとすぐに店の販売計画を調整したという。
茹さんは次のような決定を行ったという。一つは川上の総代理店に連絡し、注文量を増やし、在庫を充実させた。一つは、工場の従業員に、平常価格で出荷しないように伝え、特価での販売を停止した。一つは一眼レフカメラの価格を300~400元引き上げた。
茹さんによると、毎年3月は撮影機材の新モデルが登場する時期であり、この時期になると、古いモデルはセール出されるという。したがって、この時期には各工場ともに在庫の整理に入り、損をしない程度に安売りを行う。「しかし、今はそれができない。地震の影響がどれほどのもので、在庫が不足するかどうかなど我々には判断ができないため、最悪の事態に備える必要がある。一眼レフカメラの値上げは私が決めたのではなく、川上の代理店が値上げを行ったためである。」茹さんはこのように話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月15日