日本の大震災で修正迫られる中国の引き締め政策

日本の大震災で修正迫られる中国の引き締め政策。 中国人民銀行(中央銀行)は昨日、2月の人民元建て新規融資は5356億元だったと発表した。2月の広義マネーサプライ(M2)は、前年同月比15.7%増加し、穏健な通貨政策が効果を見せ始めた。そのほか、日本の大震災の発生により経済の不透明性が増したとした…

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発信時間: 2011-03-15 16:41:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民銀行(中央銀行)は昨日、2月の人民元建て新規融資は5356億元だったと発表した。2月の広義マネーサプライ(M2)は、前年同月比15.7%増加し、穏健な通貨政策が効果を見せ始めた。そのほか、日本の大震災の発生により経済の不透明性が増したとした。

ある市場アナリストは、金利と預金準備率の調整はおそらく先延ばしになるとの見方を示した。昨日、中国株式市場では、金融セクターの株価がやや下落した。

中国人民銀行(中央銀行)が発表した統計によると、2011年2月末時点のM2は、前年同月末比15.7%増の73兆6100億元に上った。狭義マネーサプライ(M1)は前年同月末比14.5%増の25兆9100億元、先月末より0.9ポイント増えた。流通中通貨(M0)残高は10.3%増の4兆7300億元となった。2月の人民元建て新規融資は5356億元で、市場の予測をやや下回った。

交通銀行金融センターの分析報告によると、2月のM2は予測を下回ったため、M2とM1の鋏状価格差は縮小した。これに関しては、春節(旧正月)要因により預金の増加が安定しなかったことのほかに、預金準備率の引き上げなど金融引き締め政策も影響しているという。

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