日本で発生した地震により、新日鉄、JFE、住友金属などの主要製鉄所5か所で生産を中止した。一部の製鉄所では設備が損壊し、修復には半年以上かかる見通しである。日本で生産される粗鋼の内、75~80%がこの5か所の製鉄所で生産されている。
「中国国内の鋼材市場にとっては追い風となる。生産過剰の中国とって、思いがけない鋼材の需要が飛び込んできた」鉄鋼業界に詳しい張鉄山アナリストは取材でこうコメントした。
しかし、張鉄山氏は、「中国市場で利益を受けるのは主に板材製品だと思われる。しかし、建材に関して、中国のねじり棒鋼、ワイヤーに対する日本の要求は高く、その要求を満たしているものは少ない」と指摘した。