日本の製鉄所が生産を停止したことで、世界のミドル・ハイエンド鋼材への輸出量が減り、半分以上の不足が中国の製鉄所により埋め合わされるという。
張鉄山氏は、日本の2010年の輸出量から計算すると、中国の鋼材の輸出量は2000万トン以上増加するとの見方を示した。また、張鉄山氏は、「特に武漢鋼鉄のケイ素鋼は特に需要が増えるだろう」と述べた。地震の発生により、武漢鉄鋼はケイ素鋼の価格を引き上げる見通しだが、それも予想の範囲内だという。
張鉄山によると、宝鋼も近日中に、ケイ素鋼製品の価格引き上げを含めた4月の出荷価格を発表するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月15日