多くの国で金融引き締めペース減速も
現在、多くの国ではインフレ上昇傾向にある。しかし、これまで急速に進められていた金融引き締めのペースは、日本の大地震の影響で減速することになりそうである。ドイツ銀行の分析レポートによると、金利と融資の引き締めはこれからも継続されるが、ペースはこれまでよりも遅くなり、例えば、3,4月に利上げを実施した後は、年内に2回以上利上げを行うことはないという。
また、連邦公開市場委員会(FOMC)も昨日、利率を維持すると発表した。
米格付け会社スタンダード&プアーズの首席エコノミスト、デビッド氏は記者に対し、「アメリカ政府は莫大な債務を背負っているが、経済は上向き傾向にある。インフレはうまく抑えられているが、今後上昇するのは必至であり、6月に量的緩和政策を終えた後、アメリカが新たな緩和政策を打ち出すことはないと考えられる。しかし、景気回復の度合いに限りがあることを考えると、年末までに、連邦準備制度理事会が利上げを検討する可能性はある」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月17日