専門家、日本の原子力発電所「封鎖」が状況悪化をもたらす可能性を示唆

専門家、日本の原子力発電所「封鎖」が状況悪化をもたらす可能性を示唆。

タグ: 福島 原発 石棺

発信時間: 2011-03-20 16:48:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「リスク」

一部専門家によれば、封鎖にもリスクは残る。米国オハイオ州フランシスコ会スチューベンビル大学放射能技師アレックス氏は福岛第一原子力発電所とチェルノブイリは状況が異なるといっている。放射性物質の漏洩を防ぐために第一原子力発電所の原子炉の外側に多くの保護層が設置してあり、原子炉に大量のコンクリートやその他の材料を投入すると原子炉の圧力容器を破壊してしまい、更に多くの放射性物質が漏れ出す危険性がある。

アレックス氏は以前チェルノブイリに居住し、長期にわたってチェルノブイリの事故を研究してきた。「ヘリコプターで高所から数トンもの材料を投下し破壊したのだ、ひどいやり方だ。日本にはよくよく考えてほしい」

1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所4号機原子炉は爆発した。この爆発により30人が現場で死亡、8トンを超える強い放射性物質が漏洩した。アレックス氏は旧ソ連はこの年、ヘリコプターで数千トンの砂と建築材料を使って原子炉を封鎖したといっている。

米国ノースイースタン大学のエルマー・ルイス氏は、この封鎖にはほかのリスクも潜んでいると指摘する。封鎖で放射能漏れを防止することができるが、この物質と外界を遮断しても内部で燃料棒プールは水温を上昇し続けるだろう。蓄積された熱量はいつかプールのコンクリート底を破壊し、放射能漏れをもたらすと考えられる。

「希望」

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