『中国証券報』
店頭(株式)市場段階的に形成:証監会
店頭(株式)取引市場の構築について、中国証券監管理会の関係者は21日、取材に応じ、「『十二・五(第12次五カ年計画、2011~2015年)』期間中に、段階的に店頭(株式)市場を形成していく予定であり、まずは国家レベルのハイテク産業関連の企業の上場を認め、後に全国の株式有限会社へと範囲を拡大していくつもりだ。現在、これに向けた準備を着実に進めているところだ」と述べた。
金融・不動産管理職給与ランキング
3月21日現在、両市場(上海、深セン)630社のA株上場市場が2010年の年次報告を発表した。上場企業の経営幹部(上級管理職)の給与を見ると、全体的に16%上昇しているが、同期の営業収入と純利益の伸び率にははるかに及ばなかった。業界別に見ると、給与が高いのは金融関係、不動産関係に集中している。これら給与が高い企業はインセンティブストックオプション(会社の従業員に賞与として株式を、一定の価格で買える権利)を実施しているところも多い。
また、中小企業ボードや創業板(新興企業向け市場)の上場企業は、現金の形での報酬は高くないが、管理職が株式を保有する、或いはインセンティブストックオプションを実施するなどして、管理職を奨励している。そのため、全体的には、上場市場の経営幹部は「金になる」職業である。