広西チワン族自治区の北部湾経済区を構成する6市(南寧市、北海市、欽州市、防城港市、玉林市、崇左市)は21日、インフラ、電子情報、化学工業エネルギーなど各分野の工業プロジェクト96件を、同時に着工し、完工させると発表した。これにより、重要な国際地域経済協力区である北部湾経済区を1千億元規模の産業パークに発展させるという青写真の「下絵」が完成したことになる。中国新聞網が伝えた。
今年は北部湾経済区が5周年を迎え、「広西北部湾経済区発展計画」が中国政府の認可を受けて実施されてから3年目を迎え、これにともなって広西自治区の臨海工業も重大な発展を遂げている。ここ5年ほどの間に、同自治区は北部湾で重要建設プロジェクト409件を実施し、投資額は2246億元に上り、北部湾経済区は中国経済の中で最も急速で、最も活力に富んだ発展を遂げる地区の一つとなった。
昨年、同経済区にある29カ所の産業パークが重点産業パーク配置計画に組み込まれ、うち11カ所が同自治区の重点支援対象となった。関連の計画によると、同経済区では今年、北海鉄山港工業区、防城港企沙工業区、欽州石化産業園の3つの重点産業パークの建設を加速するとともに、前出の重点支援対象11パークの今年の域内総生産(GDP)が1千億元を超えることを目指すという。
「人民網日本語版」2011年3月22日