第三に、日本の原発事故により、原発に対する再思考が世界的に始まっている。多くの国で、特に先進国では、原発を削減・使用停止する、また代替モデルを探すプロセスが震災前にあった計画よりも大幅に早められている。しかしこのようなスピードアップを行えば、最終的に代価を払うことになるだろう。代替エネルギーの生産コストは原子力発電を上回るだろうし、電力価格も高まる。これは経済全体の運行にマイナス影響をもたらすかもしれない。
クリスチャン・ドレガー氏はまた、「震災により、日本経済は今後3四半期にわたり衰退するだろうが、その後少しずつ衰退から抜け出すだろう。もちろんこれは、日本の災害対応の進展いかんによって決まることだ」と述べた。
「人民網日本語版」2011年3月24日