大手多国籍企業、10年来最大の石油密輸に関与

大手多国籍企業、10年来最大の石油密輸に関与。

タグ: 中国 石油 密輸

発信時間: 2011-03-25 14:47:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

3月22日、竇盛源容疑者は保釈金を払い、珠海にある自宅に戻った。

竇容疑者はグローバル企業KOLMAR中国の総裁である。今年の春節(旧正月)後、竇容疑者は税関総署より、「灯油」の密輸に関して調査に協力するよう任意同行を求められた。竇容疑者のほかに、グレンコアシンガポール北京駐在事務所の責任者である李歩華等も任意同行に応じた。

グレンコアは世界大手の商品専門商社であり、本部はスイスにある。同企業は事業内容を公開しておらず、商品取引に関して世界から様々な争議を呼んでいる。KOLMARも世界で名前の知られた化学貿易商社である。

情報筋によると、「灯油」密輸事件は、ここ数年税関当局が処理した石油密輸事件の中でも最大級のものだという。容疑のかかっている企業は2010年8月~12月のわずか3カ月の間に約80万トンの灯油を中国に密輸し、その取引額は数十億元に上り、中国の燃油消費税の損失額は10億元近い。

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