税関は「今回の事件に関してはまだ捜査の段階にある」としている。しかし、関係者の話では、竇盛源容疑者などが保釈金を払い、審議に備えていることから捜査の段階はすでに終了したとみられ、税関の密輸関連機関は裁判の準備に入っている。事件の詳細がいつ発表されるかは未定である。
ある報道によると、グレンコアは近日中に経営計画を初公開するという。同企業の収益規模はネスレ、ノバルティス、スイス銀行などを上回っている。また、顧客リストの中にはBP、トタルなど大手グローバル企業が名前を連ねている。この神秘的な企業は40年間にわたり粛々と大金を稼ぎ、2008年の純利益は47.5億ドルを越えている。
竇盛源容疑者と李歩華容疑者は石油業界でも有名で、業界の経験だけでなく、広いコネクションを持つが、すべて「灯油」に関連している。灯油は暖房や照明にも使われる石油で、19世紀末白熱灯が出現する前に北米の燃料市場で広く普及していた。その後、石油の主な用途が動力エネルギーに変わったことで、国際石油市場における存在感は徐々に薄まっていた。