米アップル社はこのほど、新型のタブレット型コンピューター「iPad2」を4月に香港地区、シンガポール、韓国で発売すると発表した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
アップル社によると、英国、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツなどの欧米を中心とした25カ国・地域で今月25日に同機の発売を開始する。はじめは日本もリストに入っていたが、地震と津波の被害により発売時期が延期された。来月には香港地区、韓国、シンガポールをはじめ一連の国・地域での発売が予定される。
同機の価格は、WiFi版の16ギガバイト(GB)機が499ドル、32GB機が599ドル、64GB機が699ドル、WiFiプラス3G版の16GB機が629ドル、32GB機が729ドル、64GB機が829ドルとなる。
アップル社が明らかにしたiPad2の販売価格は第一期モデルのiPadと同じで、香港ではWiFi版の16GB機は3888香港ドル(約4万円)、32GB機は4688香港ドル(約4万8千円)、64GB機は5488香港ドル(約5万7千円)で、3G機能を付加するとそれぞれ1千香港ドル(約1万円)を上乗せした価格になる。
iPad第一期モデルは昨年4月に米国市場に登場し、7月末に香港市場に進出した。iPad2の場合はもっと迅速で、今月11日に米国市場に登場し、翌4月に香港市場に進出する予定だ。
「人民網日本語版」2011年3月25日