新華網は27日、厦門(アモイ)出入国検査検疫局が22日に日本から入港した船舶に対し検査を行ったところ、放射性の異常が確認されたと報じた。同船舶は、入港手続きを済ませる前に、アモイ海域から離れ、日本へ戻ったという。アモイ市環境保護局が27日午後に行った測定データによると、アモイ市の放射線量は正常だった。
3月22日早朝、アモイ出入国検査検疫局が日本から入港した「MOL PRESENCE」号対しに検査を実施したところ、放射性異常が確認された。アモイ市はただちに対策グループを設置し、対応方法の検討を行った。福建省環境保護庁と福建省放射線環境監督所の専門家がアモイに集まり、同船舶が通った航路と停留した港に対し、全面的な検査を行ったが、放射線量に異常は見られなかった。
また、福建省放射線環境監督所はアモイ市に放射線測定器を設置し、アモイの放射線量レベルを自動瀬観測しているが、27日までに放射線量に異常は見られていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月28日