▽ぜいたく品消費ランキング 中国が予想より早く2位に
海外市場では小さなことにも大騒ぎする動揺ぶりがみられるが、中国のぜいたく品市場は大にぎわいだ。
昨年末に米金融大手ゴールドマン・サックスが発表したアジア・太平洋エリアの消費データ報告では、今後3年間で中国のぜいたく品売上高は日本を抜くとされていたが、現在の情況をみると3年もかからないことが予想される。
欧陽首席運営官は「このたびの地震は中国のぜいたく品消費市場が日本に取って代わる流れを必然的に加速する」と述べ、災害による外部要因だけでなく、このほど開催された中国発展高層フォーラムでうち出されたぜいたく品の国内外の価格差を縮小するとの見方も、国内のぜいたく品企業にとっては長期的な好材料だとの見方を示した。
欧陽首席運営官の予測によると、最も早ければあと半年で、中国は世界2位のぜいたく品消費国になるという。
消費市場の勢いは資本市場に活力をもたらす。現在、中国で「ぜいたく品ブランド」を称するのは茅台白酒だけだが、ぜいたく品の概念に合致する企業はたくさんあり、上場企業も多数存在する。
あるアナリストによると、日本の地震や国内外の価格差の縮小が後押しする形で、中国のぜいたく品関連の株が今後、飛躍的に発展することが予想されるという。
「人民網日本語版」2011年3月30日