▽3つの問題に直面
広東省社会科学院競争力評価研究センターの丁力教授によると、珠江デルタの未来の発展では全体として3つの問題に直面することが予想される。第一に、資源のボトルネックという問題がある。珠江デルタの人口は大まかに見積もって4500万人に達するが、土地やエネルギーには限界があり、未来の発展では資源環境と経済発展との矛盾を解決することが必須の課題となる。第二に、産業構造の問題がある。珠江デルタの産業レベルは全体として低く、経済成長モデルは粗放型で、産業構造が工業、重工業に偏り、サービス業や現代型製造業の占める割合が低い。第三に、ここ数年来、改革の先兵としての珠江デルタ地域の優位性が明らかに弱まり、行政や社会管理体制などの改革の任務が大きくなり、改革の難度もますます高まっている。
「人民網日本語版」2011年4月1日