そして去年、またもや好機が訪れる。4月10日、蒋暁松の熱心な働きかけが功を奏し、博鰲アジアフォーラム2009年年会期間に日中両国が協定を結び、二国協同で海南楽城「太陽と水の模範地区」を楽城島に建設することが決定されたのである。
博鰲地区には近い将来、省エネ環境保護・旅行観光・休暇村・住宅サービスが一体となった総合生態エリアができあがる。海南楽城「太陽と水の模範地区」は瓊海市の万泉河の両岸に位置し、楽城を中心として、瓊海市中心部と博鰲アジアフォーラム地区が結ばれることになる。初期計画面積およそ280ヘクタール、長期計画面積およそ1900ヘクタール、事業総投資額は2000億円に達する。
赫英偉は再び博鰲に戻り、海南大楽城開発株式会社の副総裁として、海南楽城「太陽と水の模範地区」事業に尽力している。このような事業は国際的にも珍しく、疑問視する意見が後を絶たないが、そんな外野の声を赫英偉は一笑に付す。「博鰲アジアフォーラムみたいな困難極まる事業が成功できて、今回の事業ができないなんていう話があるか。博鰲はなんと言っても奇跡の地なのだから」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月6日