ジム・ロジャーズ氏:「今後10年は中国の時代」

ジム・ロジャーズ氏:「今後10年は中国の時代」。

タグ: ジム・ロジャーズ 中国 経済

発信時間: 2011-04-06 11:10:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「2011年ワールドマネーショー」が4月2日に開催された。著名投資家ジム・ロジャーズ氏は、中国紙「第一財経日報」のインタビューに対し、世界のインフレ率が上昇している現在、各種原材料価格は高騰してきており、今後もリスク回避のために、継続して金、銀、石油、農産物などを中心とした実物資産に投資するべきだと述べた。

世界的インフレは今後も継続 大口商品の保有を

ロジャーズ氏は、「現在、世界の資源が不足しているのは言うまでもなく、各種原材料も不足の危機に直面している。また、人々が投資を行って生産量を増やそうとしないことや、多くの中央銀行が大量の紙幣を刷って流動性を高めていることで、今後10年間物価は上昇し続けると考えられる。アメリカに関して、物資が不足し、米連邦準備制度理事会(FRB)が大量に紙幣を刷っている現在、インフレが出現しないほうがおかしい」と述べた。

ロジャーズ氏は講演の中で、「現在、需給のバランスが崩れており、今後も大口商品の好況は継続し、石油、ゴム、金属など原材料価格はさらに上昇する。経済が好転し、原材料不足がより一層深刻になれば、大口商品を保有している人は莫大な利益を獲得することができる。もし、経済の好転が市場の予測を下回れば、大口商品の状況も市場の予想よりも良いものになる」と述べた。

今回、上海を訪問したロジャーズ氏は、中国銀行を通して、金、銀を購入した。ロジャーズ氏は嬉々として購入した金貨と銀貨を披露し、「例えば、農産物、銀など、金よりもチャンスをもった投資商品があるかもしれない。しかし、私は金を売却はせず、娘に残してあげようと考えている」と述べた。

1オンス1400ドルを突破した金価格はこれ以上高騰しないという市場の見方に対し、ロジャーズ氏は大胆にも、金価格は1オンス2000ドルを越えるだろうとの見方を示した。

「金は十数年上昇しても、下がることがなかった。今後何らかの変動が起きるとは考えられるが、私の見解では、長期的にみると、金は上昇し続ける。したがって、今後も金や銀への投資を継続するか、金・銀を製造する企業の株を購入すべきである。銀は現在、まだ金には及ばないが、今後10年で高騰する可能性が高い」

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