2011年G20第2回財務相・中央銀行総裁会議が14日と15日、アメリカのワシントンで開催され、会議後共同声明が発表された。
会議は、「世界経済の回復の範囲は引き続き拡大し、個人需要の成長が日増しに強まっている。しかし、経済後退のリスクは依然、存在している。最近の西アジアと北アフリカの緊張した情勢と日本の大震災で、世界経済の不確実性が増し、石油などの大口商品の価格が一層上昇した」とした上で、必要な措置を講じて、回復の勢いを強固にし、既存の公約を実行し、当面の課題に対応していくことで合意した。
会議は、国際通貨システムの改革を推進し、石油や食料など大口商品の価格安定を維持し、金融機関への監督を強化することで同意した。
中国の謝旭人財政相は会議で、「現在、世界経済は引き続き回復しているが、基盤が固まっていない。各国は世界経済の新たなリスクに注目し、マクロ経済政策の調整を強化し、回復の促進と成長の維持を重要な任務としていくべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月16日