投資会社のある社長は「ビンラディン死亡のニュースを受け、投資家は石油、金を売り、株に投資している。しかし、これは一時的なものであり、市場は最終的に正常に戻る」と述べた。
ロイター社は、「ビンラディンの死により、国家の安全保障リスク全般が低下することで、株高・米国債安につながる可能性が高い。しかし、原油市場は、動きが不安定になる可能性が最も高い」と報じた。
ウエストパック銀行の外国為替ストラテジストは、「この報道により一時的にリスク選好が高まった。しかし、イスラム過激派が報復に出る可能性があるため、市場は総じてどのように反応すべきか決めかねており、まだ不透明な状態にある」と述べた。オーストラリアのジュリア・ギラード(Julia Gillard)首相は、アルカイダが報告行為を行う可能性があると警告した上で、全てのオーストラリア大使と領事に対し、安全意識を高めるよう指示した。